意外なネイティブスピーカー
先日Facebookを眺めていたら、友人があるYouTubeの動画をシェアしてました。その動画はRIZEのJESSEさんが地元戸越に対する熱い思い等を語ったドキュメンタリーフィルムだったのですが、その中でJESSEさんが当たり前のように英語を話していたのです。ビックリしました。何も知らなかった僕はJESSEさんのあの風貌からまさか英語が飛び出すだなんて思ってもいなかった。ということで本日はRIZEのJESSEさんです。まずは以下の動画をどうぞ。
実は外国人だったJESSE
JESSEさんの本名はJesse McFaddin、そうこの方アメリカ国籍の外国人でした。RIZEのボーカリスト、MCおよびギタリストで父はあの有名なギタリストCharさんです。ちなみにCharさんも動画の中で英語を喋っていますね。JESSEさんの日本名は竹中空人といいます。学校はインターナショナル・スクールやアメリカンスクールに通っており、一番最初に入学したインターナショナル・スクールでは日本語で授業をしていたらしく、勉強を全くせずに留年、退学となりました。今では日本語がペラペラですが、勉強教材は漫画だったそうです。
Def Techの名付け親
JESSEさんは小学生のときからDef TechのSHENとの交友があり、Def Techと命名したのもJESSEさんだそうです。「Def Tech」の由来は「超カッコいいテクニック」と「テクニックをひけらかさない」の二つの意味から来ているそうです。Def TechのMicroさんも英語が堪能なので今度記事にします。ちなみに日本のロックバンド「BACK-ON」の名付け親もJESSEさんです。
JESSEの英語教育
JESSEさんはあるインタビュー記事で自身の娘に対する英語教育に関してこう語っています。母国語以外の言語を身に付けるのは10歳まで。それなのに日本の学校は中学生くらいまでは触り程度の英語しか勉強させない。高校からやっても遅いのに。と。そして「でも今の時代なら子供たちがあと2、3年後に俺の歌詞を見たときに普通にスラッと読めると思うんだよね。俺の歌詞を振り返って読んだら、“こうなっちゃいけないよ”、“こういう悩みはあるよ”とかそういうことを歌詞で言ってきているつもりだから、出来る限り娘が読めるものをいっぱい作りたいと思ってる。」というふうに、JESSEさんは娘さんへの英語教育に熱心なようです。ちなみにJESSEさんは心理学と天文学にかなり興味があるそうで、かつてカウンセラーを目指していたとか。
バイリンガルだからこそ分かる言語の違い
JESSEさんのようにバイリンガルな歌手(作詞家)が共通して言うのは日本語と英語では表現の仕方も受け取られ方も全く違うということです。例えばJESSEさんが言うには、日本語には比喩はないそうです。「日本語ってすごく細かく角度によって言葉が分かれているから、ワン・ウェイにしか進まなくなっちゃうから、日本語で歌詞を書くのは難しいと思ってるんだよね。でも英語ってその人次第で捕らえ方が変わるからさ。」
JESSEの勉強学
JESSEさんのインタビュー動画や記事がかなりあるのですが、また別の動画でJESSEさんに対しての質問にこういうものがありました。「野球部で3年間頑張ってきましたが夏の大会で負け僕も引退しました。夢はプロ野球選手になることでしたが、もう無理だと思います。でも、いまさら別の職業を考えることはできません。勉強も得意ではないですし、どうしたらいいでしょうか?」と。この質問に対するJESSEさんの返答にとても共感しましたのでまとめて載せます。「勉強が苦手だとどうして判断できるのか?バットの振り方や当て方、変化球の投げ方やバッターとの駆け引き。これら全て日々の練習、つまり勉強で身につけてきたこと。それがなんで今更「紙」と「ペン」に変わった瞬間に弱気になるのかわからない。てか、甘い!」とおっしゃってます。確かに誰もが生まれてから勉強の連続でその内の一つに5教科が入ってくるだけなのでできない人なんていないんですよね。また受験期間でありながら夏まで部活に励んだ生徒が現役で華々しい結果を残すのもこういうところからきています。
JESSEの名言
- 音楽とSEXしろ
- 甘い話に興味ねぇ
- 適当にCD出すヤツらばっか!俺ら気持ち入れてますよ
- 楽しんで死ねよ!
- せっかくの一つの人生、もっと暴走していい
- 「泥をナメること」は悪くないから。「泥をナメた人」ほど、成功者は多い
- 人間流れにのるしかない。けど流されるだけの人生とはまた違う。
まとめ
今回この記事を書いて英語習得で得られる利益って自分が思っている以上に多かったりするんだなと思いました。JESSEさんの言う日本語と英語の表現の違いなどもとても共感できますし、自分が伝えたいことを相手に理解してもらえるように伝える手段が増えるということですからね。そして思考も全て言葉で行っているので、英語ができるだけで人よりも多くの視点で世界を見ることができます。これも英語を身に付ける利点であり、英語は人生を豊かにするツールなのだなと改めて思いました。
TOEIC講師:石崎力也