表現者・GACKT
この方がこんなにも語学が堪能だとは知りませんでした。本日はかなり大物であるにも関わらず、とても親しみやすい方です。自分自身のことを”表現者”と称し、ミュージシャンという枠にとらわれない多彩ぶりを発揮する個性的なアーティスト。GACKTさんですね。音楽、格闘技、語学と特技は多く、いつぞやのバラエティで自宅や車を見ましたが完全に僕の常識の外におられる方です。
格闘家としてのGACKT
いつ変わったのか「Gackt」の表記が「GACKT」になりましたね。GACKTさんは沖縄出身で、まさかの現在40歳。プロフィールはかなりおもしろいので、2つに分けます。まずは格闘技の話。幼少期から格闘技を習っていたGACKTさん。2009年からテコンドーを始め、日本で最短の黒帯取得者となりました。1年ほどで黒帯を取ったらしいですね。自宅に道場があることは有名ですが、パーフェクトボディーを作るために日々欠かさずトレーニングをしています。確かにあの体は年齢を感じさせない。ちなみに、道場の器具は全てGACKTさんがアメリカやヨーロッパから買い付けてきたものだそうです。
音楽家としてのGACKT
音楽に関してはこれまた凄い。3歳から親のスパルタ教育でピアノや声楽等を始めます。そして15歳になる頃には金管楽器、打楽器、木管楽器をマスター。以後ギターやベース、バイオリンなどの弦楽器の習得に励みました。ドラムを14歳から始めたらしく、バンド活動を開始して19歳まではずっとドラムを担当していたそうです。メンバーの強い要望によりボーカルに転身。現在のスタイルが出来上がりました。
GACKTのモチベーショントーク
「GACKTさんが嫌いなこと苦手なことをする時、どのようにやる気を出していますか?」そんな質問に対するGACKTさんのコメントです。「基本的に僕は不器用。でも、”できているGACKT”をイメージをするのがとても得意。そして現状からそのイメージにどんどん近づいていくように努力する。ちょっとでもできるようになると、「あ、できるかも」って思えるから勝手に好きになる。最初から自分はできないなんて思わない。自分のことを自分で否定することはしない。」これとんでもなく素晴らしい発言ですよ。成功のイメージを最初に作って、あとはそこに向かうだけというスタイル。これができる人は本当に結果を出していきます。成功者の重要なマインドセットですね。
GACKT流語学勉強法1
GACKTさんが操れる語学は日本語、英語、北京語、韓国語、フランス語です。さてそのGACKTさんの勉強法なのですが、GACKTさんは基本的に語学の勉強は机の上ではやらないそうです。学校で行うような必死に勉強するというスタイルを取らないのです。その理由は机にかじりついて勉強をやっていると眠くなるから。参考書を前にすれば眠くなるから。これとても共感できますね。では何が眠くならないか?そう考えた時に出てきた答えが雑誌らしいです。雑誌は見ていても眠くならない。そこでGACKTさんは語学を勉強する時に、まず参考書を買ってはくるが、雑誌を読むようにしてパラパラ捲って勉強するらしいです。ここから、肝です。「参考書を雑誌だと思って見る」です。以下でさらに詳しく書きます。
GACKT流語学勉強法2
「1ページ目から力んでじっくり覚えていこうとすると、いつまでたっても2ページ目に進まない。」GACKTさんはそういいます。そして参考書に比べて雑誌は読みたいところだけ読む。基本的に飛ばす。そういう読み方を参考書で行うそうです。そして机の上に置いておいて、気が向いた時にまた見る。それを何度か繰り返していると、数回見たページは覚えてしまう。「あ、このページ読んだことあるな」と。GACKT流語学勉強法は雑誌のように参考書を何度もパラパラと読む、でした。ここでもお得意のイメージ力が発揮されています。イメージがすんなりできる人はIQが高い証拠です。
GACKTの驚異的集中力とストイックさ
しかしそんなGACKTさんでも、ダーツはしっかりと投げ込みを行うらしいです。同じダーツを60本買ってきて延々と投げ込んだとか。最高9時間投げ続けたこともあるというから驚きです。ここら辺はイメージ通りストイック。でもこれ普通無理ですよ。僕も遊びですがダーツをやります。しかし、1日投げれても4時間くらいです。しかも友達と交代で行うわけですし、その半分の2時間くらいが一人で投げ込める限界ですね。まず集中力が切れますし、腕も疲れてくるので精度が悪くなる。9時間とかどんな集中力の持ち主だって話です。ちなみに、最近ではカウントアップで900を超えるとか。絶対勝てない(笑)
GACKTの名言
- いいんだよ。泣きたいときは泣けばいい。でも、大切なのは泣き終わったあとのオマエが次に取る行動だ。
- 自分の心に傷をつけるのは他人じゃないんだよ。全部自分自身なんだよ。みんな勘違いしてる。その言葉を受け取った自分が自分に傷をつけているわけ。それに気付いてないんだよね。
- 人に 100%の事を望むなら 自分は300、400%やって初めて相手に自分の思いが届く
- なるべく早くに多くの知識と経験を手に入れた方が、人生が鮮やかに彩る。選択肢は常に難しく、苦しい方だ。
- 人生に迷ったときは、難しい方、困難な方を取れ。これ、基本だ。その方が同じ時間を過ごしても得られる物が多い。
- 器用か不器用かっていったら僕は異常なくらい不器用な人間だよ。自分でも嫌になるくらい。でもそんな自分に負けたくないから必死にがんばる。だからゴールには一番に入る自信がある。
- 記録より記憶で残す方を僕は選ぶよ
- 本気で自分の人生を走れば、きっと何か見えるよ。みんな全然動きが取れないまま、いろんなこと言ってるんだけど、なんというか……言葉が痛くないんだよね。そんなことより、動けよ!
- 悩むのは・・答えを導く材料がまだ揃ってないから。だったら、その材料を探しに、前に進んでみたら。
まとめ
GACKTさんはホントに真面目で男気のある方です。やるなら徹底的に、ってのがGACKTさんの信条らしく常に本気さを強く意識しているといいます。ライブなどは当然のことで、語学も一切の妥協はしないとのこと。一度やると決めたのに身に付かなかったなんて言えないでしょってどこかの記事で書いてあるのをみたことがあります。これはただ単にストイックだからできたってわけではありません。モチベーションの話でも出てきた通り、自分の語学を身につけた姿をイメージして、そのイメージに向かっていくというやり方がGACKTさんをマルチリンガル足らしめる要因です。格闘技やスポーツにも通じる話ですし、たぶんGACKTさんはこれからも何をやっても自分の望むレベルにまで到達するでしょう。これは本当に勉強になりましたし、改めて尊敬します。
TOEIC講師:石崎力也
PS:GACKT流語学勉強法を体験したいTOEIC受験者はこちら
PS2:GACKTさんの本名って「大城学(がく)」らしいですね。
PS3:GACKTさんはスノボーが大好きでプロ並みに上手だとか。