カッコいいバンド[Champagne]
ただただ「カッコいい」。僕がこのバンドに出会ったのは、大学3年の夏。例の如く軽音部に所属する友人から最近ハマっているといういくつかのバンドを紹介され、そのメールの中に「For Freedom」という曲のYouTubeリンクが貼ってありました。その日は珍しく僕も新しい音楽を開拓しようと思っていたので、早速そのリンクをクリック。すると・・・。ヤバい・・・。みたいな感じで[Champagne]に出会ったわけです。いずれこのサイトでも紹介しようと思っていたのですが、どうも情報が少なすぎて困っていました。でも、今年に入ってかなり知名度が上がりましたよね。「ミュージックステーション」に出演したこともあってか最近かなり話題になってます。曲の面でもそうなのですが、一部ではヴォーカルの川上洋平さんがかっこいいという理由から。ではでは、僕が調べられた範囲で[Champagne]の情報をご紹介したいと思います。
[Champagne]川上洋平(Vo,G)は帰国子女
[Champagne]の曲ではかなり英語が使われているのですが、とても自然に聞こえます。日本人が頑張って英語を歌っている感じには聞こえないんですね。で、調べてみるとやはりヴォーカルの川上洋平さんは帰国子女でした。またベースの磯部寛之さんも4年間もアメリカで過ごされていたようです。しかし、ヴォーカルの川上洋平さんは帰国子女といってもシリアにいらっしゃった方です。公用語が英語ではないんですよね。
[Champagne]川上洋平が育った国、シリア・アラブ共和国
シリア・アラブ共和国、通称シリアは、中東・西アジアの共和制国家。北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、南西にイスラエルと国境を接し、北西は東地中海に面する。言語はアラビア語が公用語です。その他にもシリア語、クルド語、アルメニア語が使われ、さらにフランス語もわりと広い範囲で使われているようです。やはり英語がない。しかーし、、、フランス語って英語とかなり近い言語なんです。語彙の50%は英語とほぼ同じですし、文法もかなり似ています。てことは、川上洋平さんもわりと英語に近い環境で過ごしていたということになります。と、思っていたら・・・
[Champagne]川上洋平の英語が達者な理由
こんな話が出てきました。
- [Champagne]はやっぱり世界標準のバンドでありたい。
- 英語の方が歌いやすいですし、思いつく言葉もいつも英語。
- 小学校はシリアの”アメリカンスクール”に通っていた。
川上洋平さんの英語がウマい秘密はとてもすんなり解決してしまいました。さらにこんな興味深い話を飛び出してきました。
川上洋平が小学生(シリア)時代に組んだバンドの名は[Champagne]
「でもシリアにいた小学6年生のときにも[Champagne]というバンド名で活動していたんです。シリア人のボーカル、アメリカ人のボンゴ、日本人の俺がアコギで発表会とかに出ていて。やっていたのはオリジナルじゃなくて、Mr.Childrenの楽曲を英語に訳したのとか、OASISのカバーでしたけど。」
小学生でバンドって面白いですよね。川上さんが洋楽に出会ったのはこの頃だったそうです。川上さん曰くシリアはどこを見ても砂漠。もちろんCDショップもありません。そして基本的に西洋の文化を禁止している文化なので聞ける音楽も限られていたといいます。ちなみに川上さんがバンド活動をするにあたって強く影響を受けたバンドはOASISとPRIMAL SCREAMらしく、彼らの作るポップソングや歌謡曲が好きだといいますからさらに興味深い。日本でいえばミスチルって発言で僕は一気に好きになりました(笑)。僕は生粋のミスチルファンです。
[Champagne]川上洋平の名言
- 屋根をふっ飛ばすパフォーマンスをするから修理費もドリンク代と一緒にお願いします。
- 「武道館おめでとう!」っていう祝福よりも「おいおい、シャンペイン。まだそんなとこでくすぶってんのかよ。デカイ事言ってんだったらもっとやれ!」ぐらいの事を煽って欲しい。少なくとも俺達は自分達に対してそう言っている。
- これから[Champagne]はもっともっと大きくなっていく。そうさせる。でも色んな人に聴いてもらって、気に入ってもらおうとする反面、同じくらい、いやそれ以上嫌われると覚悟もしている。
- よくクソみたいな連中が使う「路線変更」という言葉があるけど本当笑ってしまう。そんな甘ちゃんレールの上を歩いて進める程楽な職業じゃあないんだ。何か最近あんまりなんだよねって言ってる奴ははやくどっか行けってなもんだ。
- 暴れるのも静かなのもどちらも好きだと言ってくれる人がいるのはとても嬉しい。
- 大学を選ぶ時も、親とかには「将来は商社マンになりたい」とか嘘を言いながら、実際はミュージシャンとかバンドやってる人が多い青学(青山学院大学)を第一志望で目指して。
- パンクというと何かと激しめのゴツいメロディを求めがちな奴がいるが何を言うか。よーく耳をかっぽじって聴いてみろ。パンクのメロディはカラ元気で爽やかなんだこのクソったれが。
- 頭や心で考えている事は全て吐き出す事は出来ないけど、それでも尚、人とはどこかで繋がっていたいと願っていて、だからその方法として俺は音楽を選んだのだ、と。
- 会社勤めの時にお客さんからのクレームは貴重だった。そういう所から改善やモチベーション向上に繋げれるからだ。そして絶対に曲げられない自分達の持ち味も明確する事が出来るしね。
- 新しい匂いがする音。形になる日は来るだろうか。まだまだおたまじゃくしレベルだけど。かならずカエルになるだろう。でもカエルは気持ち悪い。カメの方が好きだ。今飼えないけどな。
[Champagne]の軌跡
川上さんは大学卒業後、3年間ほど会社に就職しています。営業をしていたようですね。これは意外。バンドを結成したのは2001年の大学時。現在のメンバーになったのは2010年。2009年のメジャーデビューと同時に川上さんは会社を辞めています。止めた当初は親も知らなかったようです。そして上でも書きましたが彼ら[Champagne]は世界を目指しています。このモチベーションは視聴者にも良い影響を与えてくれますね。最後に川上さんの好きな言葉を紹介して終わります。
「ビートルズを超えようと努力しないなら、それはただの趣味だ。」
まとめ
ちょっと前に流行った「塩顔イケメン男子」に選ばれている川上さん。有名どころで言えば加瀬亮さんや瑛太さんがそうらしいです。顔が薄い人=塩顔男子、らしいのですがそんな薄顔に似合わずかなりアツイ方でした。最後に紹介した名言はかっこいいですね。バンドで有名になるなんてほんの一握りであるにも関わらず、やはりここまで世間に認知されてきたことの裏にはこういう「気持ち」の面もかなり強く影響していると思います。ちなにみ、[Champagne]は歌詞よりもメロディを重視しているそう。川上さんが基本的には作詞作曲を行っているそうなのですが、メリディ作りに関しては絶対の自信を持っているとのこと。このセルフイメージの高さは見習いたいです。
TOEIC講師:石崎力也