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Channel: 勉強のやる気を出す方法 –英語ができない人のための通信講座
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素人からたったの5ヶ月で英語を習得した渡辺謙の最速英語勉強法とは?〜娘の杏さんも英語がペラペラ?〜

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短期間で集中して、意味ある努力に。

TOEICもそうですが、英語学習は「暗記」と「慣れ」だと常々言っているのですが、「英語が使えるようになりたい」と言いながら「慣れ」を作ろうとしない人がたくさんいます。「慣れる」ためには学習そのものを「短期間」で「集中」して行わなければなりません。そしてさらに欲を言えば、「海外」で生活しながらです。まあなにはともあれ、集中して努力し続けられるかどうかが言語習得の分かれ道です。本日紹介するのは、海外映画の出演を気に短期間で英語を身につけた日本を代表する俳優さんです。渡辺謙、53歳。

渡辺謙のプロフィール

渡辺謙さんが生まれたのは新潟県北魚沼郡広神村です。ご両親は共に教師をしており、転勤に伴って新潟県内を転々としていたようです。高校時代まで新潟県で過ごし、卒業と同時にアルバイトをしながら東京の劇団に入ります。演劇集団「円」ですね。研究生だった頃から、渡部さんの演技は素晴らしかったらしく、唐十郎作、蜷川幸雄演出『下谷万年町物語』では早くも主役に抜擢されています。その後数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演し着々とその地位を不動のものとしていきます。しかし、平成元年に映画初主演となるはずだった『天と地と』の撮影中に急性骨髄性白血病を発症し降板。再起はおろか生命も危ぶまれたが、約1年の闘病の後、治療を続けながらも俳優業に復帰。その後、5年後にまた同じ病気を再発しています。1995年に完全復帰を果たした渡部さんは再び演技を極め、あの有名な「ラストサムライ」で日本国外映画初出演を果たす。現在では、生活の拠点は日本だがハリウッドを中心に活躍しています。

渡辺謙の幼少期

渡辺謙さんは子供の頃から役者を目指していたわけではなかったそうです。最初にハマったのは落語。小学校4年生の頃に落語に興味を持ち、ラジオで落語を聞くようになったそうです。渋いですね。そして4年最後のお別れ会で創作落語を作って、クラスのみんなの前で披露しました。その時の演目は北海道の地図を描いて、北海道の変わった地名でダジャレを言うというもの。これが好評だったらしく、翌年の5年生では6年生を送る会で全校生徒の前で再び創作落語を披露しています。しかし、落語ブームも小学校まで。中学校に進学後は音楽に没頭していたようです。吹奏楽部に入部するとトランペットを担当し、その後高校卒業まで本気で音楽の道に進もうと考えていたそうです。もちろん大学も音楽大学を目指していたのですが、音大を受けるためには、事前に大学教授の個人レッスンに通う必要があり断念。また父親が中学時代に病に倒れて経済的な面からも音大進学は諦めたそうです。しかし、東京へは出ようと考えていたので、大学進学のために受験勉強はやっていたようです。そしてここから一転俳優の道へ進みます。受験も終盤に差し掛かった年末年始あたりに受験が嫌になり「とにかくプロがいる世界に飛び込みたい」と、そのときたまたま目にした演劇集団円の芝居に感銘し、演劇の道に進みました。

渡辺謙の家族構成

渡辺謙さんには2人の子供が居ますね。俳優の渡部大さんと、女優でファッションモデルの杏さんです。お二人とも親の七光りを使わずしてその世界で名を馳せた強者たちです。杏さんに至ってはこれまた自力で英語を習得したといいますから、いずれこのサイトにも登場するでしょう(笑)。さて、長男の大さんは2008年のお子さんを授かっておりますので、渡辺謙さんは48歳でおじいちゃんになりました。この二人の子供は一般人である前妻との間にもうけた子供で、現在は再婚なさっています。渡辺謙さんの離婚騒動はかなり話題になりましたし、実際2年に及ぶ調停の末に離婚が成立しています。現在は女優の南果歩さんと再婚しています。

渡辺謙のプライベート

一向に英語が出てきませんね(笑)。この後に書きます。さて、渡辺謙さんは多趣味で有名です。乗馬やゴルフ、料理をたしなみ、無類の蕎麦好きです。スポーツも大好きでラグビーの神戸製鋼、プロ野球の阪神タイガースのファンとしても有名です。阪神タイガースの試合には何度も応援に駆けつけるほど。また、かなりのヘビースモーカーであり、移動や阪神タイガースの応援の際のぞみ号・東京駅・新大阪駅・甲子園球場等の喫煙ルームや喫煙エリアに突然一人で姿を現し、周りを驚かせたこともあるそうです。ここまで有名になったにも関わらず芸能人気取らない姿はとても好印象ですね。大人な男です。さてでは以下からは英語の話に入っていきます。

渡辺謙の英語力

渡辺謙さんが英語を身につけたのは海外映画「ラストサムライ」の時です。ラストサムライ以前は英語は全くだったそうです。それがたったの5ヶ月でインタビューの返しを全て英語で行えるほどに。このスピード尋常ではない。全くの0からたったの5ヶ月。現在の英語学習者にとってはとても励みになる数字ですね。ラストサムライ以降、渡辺謙さんはその英語力をどんどん進化させています。インセプションの頃のインタビューではもう英語で話すことにそれほど困難ではなくなっていたのではないでしょうか。現場でレオナルド・ディカプリオと楽しそうにおしゃべりしているシーンも見かけたことがあります。ではまず、渡辺謙さんの英語を動画で確認してみましょう。

渡辺謙の超速・英語勉強法

渡辺謙さんの英語勉強法は至ってシンプルです。英語を教わったのは英会話教育家として知られる奈良橋陽子さん。渡辺謙さんは彼女の指導のもと体を使って英語を覚えていったそうな。五感をフル活用する勉強法は今では当り前になっているようですが、これを続けられるかどうかが肝心です。渡辺謙さんの凄みはここから。朝から夕方にかけて学校でひたすら勉強し、家に帰ってからも寝るまでずっと英語を勉強し続けていたそうです。本気で英語を身につけなければならないという「必要性」が彼を動かしていたのでしょう。そして役者で培った集中力を発揮して勉強に励んでいたのでしょう。実際、夜に寝ていてうなされた経験もあるとか。これ実は僕も経験したことがあります。TOEIC受験期に。毎日16時間の勉強と移動や風呂、食事の時も常に英語を聞き続けていた時に起きました。だから渡辺謙さんがどれだけキツい訓練を自身に課していたかがよりリアルに想像できて改めて尊敬しました。僕みたいに大学生の時期ではなかったのにも関わらずこの訓練は常軌を逸しているとしか言えません。

渡辺謙の英語ライフ

ラストサムライの撮影時、奈良橋陽子さんは「言葉の壁があったことは、渡辺さんにとってアドバンテージ(有利な点)だった」と言っています。「勝元は、内に秘めた思いがたくさんあって、それがやっとのことで、ごく少ない言葉で表に出てくる人物。それがサムライの美学であり勝元という人の魅力でもある。そこに渡辺さん本人の経験と重なるものがあったのではないでしょうか」と。その時の英語学習の苦悩がそのまま演技に活かされていたというのも面白い話です。渡辺謙さんは演技に関してももちろん、生き方に関してもとてもストレートな方だと聞きました。ハリウッドで生きていく以上英語が必須だということは当然なのでしょうが、英語を覚えたその裏には伝えるべき相手が日本人だけでは収まらなくなった現実から、伝えたいことはしっかり自分の口で伝えなければならないという想いもあったのではないでしょうか。現にラストサムライのオファーが来た時、最初は断っていたそうです。「自分には無理無理」って。それでも世界に進出することを決めた渡辺謙さんの想いの現れが、これだけ早く英語を身につけられた大きな要因になっていると思います。ちなみに、アカデミー賞のプレゼンターを一緒に務めたカトリーヌ・ドヌーヴは「彼の英語は素晴らしいと思った。非常に才能があって、すてきな方ですね」と語っている。

英語学習に年齢は関係ない

と言えば、嘘になります。だからこそ励みになる。やはり言語に関しては若ければ若いほど習得が早いと言われています。しかし、渡辺謙さんが英語を身につけたのは43歳のころ。この年齢でわずか5ヶ月で素人から英語のインタビューを通訳無しで受け答えできるようになったのですから、これはもう英語学習者のほとんどの人が言い訳できなくなります。もちろん環境もあるでしょうが、このご時世全ては自分次第だと言っても過言ではありません。本気で英語が必要で英語が使えるようになりたいという想いがあるのならば、最速で英語を身につけてしまいましょう。言語ですのでゴールはありません。しかし、ある一線を超えると、言語学習は生活の一部としてどんどん洗練することができるようになります。これはちょうど大人になるに従って日本語の使い方も上手になっていく過程と同じです。特に勉強している意識はなくとも普段の生活や環境の変化、付き合う人が変わることで自分の使う言語能力、コミュニケーション能力はどんどん向上していきます。言語能力の向上はその人の人間性を向上させることにも繋がりますので、「言葉」に関しては一生ストイックに関わっていけると良いと思います。

まとめ

最後に渡辺謙さんが出演した70年前のアジア──太平洋戦争開戦前夜の上海を舞台にした映画「シャンハイ」のインタビューに対する回答を引用します。渡辺謙さんが英語を楽しんでいる様が現れています。よりよい作品作りに年齢関係なくどんどん挑戦していく姿は僕のような若者にとって本当にお手本になる生き方そのものです。

「ずっと英語を教えてくれているダイレクトコーチにある程度習ってから、撮影地のロンドンでコーチをつけてもらいました。アメリカ英語とイギリス英語、目からウロコ!ほどの違いに驚きましたね。シェイクスピアの国なのでイギリス英語はとても音楽的なんです。だからロマンティックなセリフのときは(あえて作り込まなくても)自然とロマンティックさを表現できてしまうことがあって。それは新しい体験でした」。

TOEIC講師:石崎力也

PS:TOEICもまた最速で目標スコアに到達しなければならない。その最大の理由は・・・


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