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Channel: 勉強のやる気を出す方法 –英語ができない人のための通信講座
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9 「あまちゃん」超えを果たした、「ごちそうさん」主演の女優・杏の興味深い過去と人間性と趣味。〜杏が教えてくれたマルチリンガルに必要な素養とは?〜

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マルチリンガルになる人の特徴が見えてきた?

有名俳優の息子・娘というのは無条件に叩かれる運命にあります。「2世タレント」や「七光り」などと呼ばれ努力はなぜか認めてもらえない。やり場のない怒りの矛先はなぜか尊敬する親に向かう。出る杭は打たれる、腐った日本文化の行く末ですね。しかし、そんな日本人の多くが認めた有名俳優の娘さんがいます。渡辺謙さんの娘、渡部杏さんです。もちろん彼女も努力しました。父の助言もあり、芸能界に入る時には親の名前は伏せていましたし。そして何より実力がある。モデルにしろ、女優にしろ、歌手にしろ、、、すべてが中途半端ではないのです。正直、個人的には親の力を使って何が悪い?と思うのですが、まあその話はいいでしょう。今回注目してほしいのは、ごちそうさんの視聴率ではなく、杏さんの英語習得の流れです。具体的な方法は出てこなかったのですが、マルチリンガルになる人の特徴が鮮明に浮かび上がってきました。ではじっくりとご覧下さい。

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杏のプロフィール

杏(本名:渡辺 杏)さんは1986年4月14日生まれの現在27歳です。東京都渋谷区出身で父はあの渡辺謙である。身長は174cmと大きく、モデル出身の女優さん。背が大きいにも関わらずヒールを好むため、外を歩いている時はかなり目立つそうです。15歳でモデルを始め、19歳で単身海外へ。たった一人で世界各地のコレクションを巡り、自分を売り込んだ。次第に有名ブランドからの出演依頼が舞い込みトップモデルの仲間入りを果たした。20歳の時にはニューズウィーク誌の世界が尊敬する日本人100人に選出。そして21歳の時に女優デビュー。23歳で出演したNHK大河ドラマ『天地人』や日本テレビ系ドラマ『華麗なるスパイ』への出演をキッカケに女優としても周知されるようになる。そして24歳で正式に歌手デビューを果たす。ラブソング・カバー・アルバム『LIGHTS』で長年の夢であったというミュージシャンとして音楽活動の開始を発表した。26歳で日本テレビの『ぐるぐるナインティナイン』のコーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!13」の新メンバーとして初めてバラエティ番組のレギュラーとなった。そして今年27歳で抜擢されたNHK連続テレビ小説、『ごちそうさん』で密かに前作の『あまちゃん』を超える視聴率を叩き出し話題になっている。もちろん杏さんは主演である。その他にはラジオパーソナリティや雑誌の寄稿を手がけるなどいろいろなことをやっている。歴女としても有名で、読書好きな杏さんは常に歴史関連の本を読んでいる。

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杏の学生時代

杏さんは青山学院幼稚園、青山学院初等部、青山学院中等部卒業。堀越高等学校中退。高等学校卒業程度認定試験に合格という経歴をもっています。幼稚園時代は絵やイラストを書くのが好きだったそうで、絵に関してはこう語る。

「小さい頃からすごく絵を描くこととか、物を作ることが好きで。特に中学校の時に美術の先生と仲良くなって、たくさん話を聞いたり一緒に美術館に連れて行ってもらったりして、将来美術の先生になりたいなっていう風に思っていた時期がありました。」

杏さんのお兄さんは俳優の渡部大さんです。2歳しか歳が離れていないそうで、兄妹仲がよい。小学校時代は男の子に混じって目黒のリトルリーグに所属していた杏さん。兄の影響だそうです。渡部大さんとは幼い頃よくケンカをしていたそうで、プロレス技をかけられていたとか。またテストで2回満点を取ると、本を買ってもらえるなどのルールがありお小遣い制度はありませんでした。そしてスポーツだけではなく、小学生の頃は聖歌隊に所属しており、毎日賛美歌を歌っていたとか。中学時代は歴史への興味・関心が爆発する時期になりました。この頃に読んだ漫画がキッカケで歴女になったそうですよ。また意外なことに、中学入学時の杏さんは身長が155cmくらいしかなかったそうです。それが中学卒業の頃には167~9cmくらいにまで伸びており、モデルを始めてまた7cmくらい伸びたとのこと。身長の伸びもあってモデルの世界へ突き進みます。

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杏の英語エピソード

杏さんは多才です。海外でたった一人で生き抜いた経験から英語が話せることはもちろんですが、日常会話程度ならなんとフランス語も習得しているそうです。英語は完全に独学で、好きな曲の歌詞を勉強に使ったといいます。フランス語はパリ・コレクションに出場するために数ヶ月間パリでホームステイをする時に身につけたのだとか。杏さんの語学勉強法を調べても出てこなかったのですが、今日深い記事がありましたので紹介します。その記事には杏さんの読書方法が書かれていました。

「彼女は本を読むときに、コレはと思う文章や興味を引かれた箇所があると、ページの上を折る。そして後で調べる箇所があるページは下を折るとのこと。線を引いてしまうと、読み返したときにそこに目が行き、ページ全体を読み返さないから、線は引かないで折るのだという。さらに、本に巻かれているオピの裏に読みながらメモをとり、そのオビを栞(しおり)として利用しながら読書をするとのこと。」

読書一つにしてもこれだけ”自分に合った読み方”を確立されている方が、勉強において非効率な方法を行うとは考えにくいです。もちろん、憶測に過ぎませんが杏さんの言語学習法は勉強時間や場所など全てにおいて自分に合った環境で効率的に行ったと考えることもできます。学生時代の話を見ていると勉強それ自体が嫌いというワケでもなさそうですしね。何より、自分なりの語学学習法を確立しているなと感じるのは、たった数ヶ月で日常会話ができるレベルまでフランス語を習得したことです。マルチリンガルの人に共通するのは第三言語、第四言語と覚える言語が増えれば増えるほどその習得スピードは上がっていくというものです。これは語学を習得する自分に合った方法を確立しており洗練されていくからだと言われています。いずれ杏さんの勉強法も詳しく知りたいですね。

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杏と家族

杏さんはとてつもなく苦労人でした。まずは杏さんが3歳の時。父の渡辺謙さんが白血病に倒れました。生まれて間もない頃に自分の親の闘病生活を見ながら育ったのです。そして白血病の治療がやっと終わったと思ったら次は両親の別居。ちょうど杏さんが15歳の時のことです。モデル活動を始めて間もない頃でした。そして、2004年離婚裁判は泥沼化。母・由美子さんの多額の借金も発覚。杏さんは高校を中退しました。また当時所属していた事務所からも杏さんの給料の前借りなどでお金を借りていたため事務所も移転。その後、杏さんは自力で生きていくために活動拠点を海外へ移します。徐々に、外へ感情を出すことを忘れていきました。

「ちょうどその頃家族がそれぞれ大変だったので、私は自分の力でちゃんとやっていかないといけない、というのがあって・・・。多分当時は”辛い”って感じてたと思います。でも一番嫌だったのは、その状況をネタっぽく話している自分がいたことに気がついて、なんかそこからはもう”絶対に話さないぞ”っていう。自分の悩みとかは言わないようにしようと思って。」

転機は24歳の時。出演した映画で歌をうたったことをキッカケに歌手デビュー。そしてミュージカルという感情を爆発させる世界へ飛び込みました。現在では演技の中での表情が増えたと多くの監督から高い評価を受けています。またこの時にエッセイや紀行文など、月に7本もの連載を請け負っていた。読書好き、歴史好きがこうじてのお仕事だった。ちなみに、母の由美子さんは一時期赤坂や銀座でホステスをして借金を返そうと頑張っていたのですが、今ではそれも辞め食べて行くことができなくなったため杏さんが面倒をみているという話も聞きます。母とは毎日連絡を取っているというので仲が悪いわけではなさそうです。

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杏のオススメ本

撮影時の自分の出番を待つ間も好きな本を手放さない杏さん。年に120冊以上読む読書家としても有名ですが、J-WAVEの「BOOK BAR」という本を紹介するラジオのパーソナリティも務めている。そんな杏さんが自身の著書やラジオなどで紹介した本をまとめましたので紹介します。

歴史のかげにグルメあり (文春新書)歴史のかげにグルメあり (文春新書) 文・堺雅人文・堺雅人 信長の棺信長の棺 前世への冒険 ルネサンスの天才彫刻家を追って (知恵の森文庫)前世への冒険 ルネサンスの天才彫刻家を追って (知恵の森文庫) ハラスのいた日々 (文春文庫)ハラスのいた日々 (文春文庫) 横道世之介 (文春文庫)横道世之介 (文春文庫) オリンピックの身代金オリンピックの身代金 幕末新選組<新装版> (文春文庫)幕末新選組<新装版> (文春文庫) 新撰組顛末記 (新人物文庫)新撰組顛末記 (新人物文庫) 新選組永倉新八のひ孫がつくった本 (柏艪舎ネプチューンノンフィクションシリーズ)新選組永倉新八のひ孫がつくった本 (柏艪舎ネプチューンノンフィクションシリーズ)

歴女・杏が歴史を好きな理由とは?

京都は一番好きな街。仕事の合間を見つけては、いつも寺院巡り。尊敬する歴史上の人物は新選組の永倉新八。いわゆる歴女で、主な関心対象は戦国時代から幕末にかけての時代。歴史好きになったのは、渡辺多恵子の漫画『風光る』を読んだことがきっかけ。2009年、ユーキャン新語・流行語大賞で「歴女」がトップ10入りし、杏はその受賞者となった。江戸時代の浮世絵やおちょこを蒐集している。また、将来の夢の一つに東海道五十三次を踏破することを挙げている。同じモデルのSHIHOさんは杏さんのことをこう評価する。

「すごく古風で、たおやかな人になりたいというのをインタビューで見たことがあって。なかなかそういう言葉を使う人も少ないと思うし、現代にない、なんかそういう時代の生まれ変わりなのかなっていつも思います。」

そんな杏さんがなぜ歴史を好きになったのか?その辺をラジオで語っていましたので紹介します。

「歴史の何が楽しいのかなというのは人それぞれなんですけど、私はですね、ホントにいたのかもしれないな、ホントにこんなことがあったのかもしれないなっていう可能性が必ずどこかにちりばめられているのが歴史の面白いところなのかなと思います。歴史って必ずしも正しいことだけが残っていたりするわけでもなく、それから人の考え方によって受け止め方によって事実っていうのはどんどん変わってくるものだと思うんですけど、例えば、漫画だったり小説だったり考察本だったり、こんなエピソードがなかったかもしれないけどあったかもしれないって想像し始めるとワクワクしてくるんですよね。それから確実に残っている真実と言えば、”モノ”ですよね。お城だったり洋服だったり甲冑だったり文書だったり。これも誰々が使っていたとされるものが多いんですね。それで誰がそのモノを使っていたかということより、昔使われていたモノが現在もしっかりと存在しているという事実だけは絶対なわけで・・・」

と語り出すと止まらなくなります。YouTubeにいくつか動画がありましたので、気になる方は是非そちらを。

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まとめ

ミュージカンルを経験してから、感情表現が上手くなった杏さん。そのおかげか女優業でも着実に実力をつけていっています。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」も前作「あまちゃん」の最高視聴率を上回ったという。また音楽も日々精進ということで、海外に撮影などで行く際は必ずMartinの「backpacker」という小さなギターを持って行き練習しているそうです。そして登山も好きな杏さん。そもそも歩くことが好きだそうで、1時間以内で行ける場所は全て徒歩圏内と語る杏さん。歩くことが多い杏さんにとって”ハイヒールは1km歩けるものを選ぶ”のがルールだとか。また毎日必ず”杏色”を身につけるのも密かなルールとなっている。

そして美術館巡りも寺院巡りと同じくらい好きで、時間があれば美術館に顔を出す。美術館には必ずノートと鉛筆を持って行き、メモを取る。普通に見ているだけでは「良かったなぁ」「キレイだなぁ」で終わってしまうところを、どんな風に何が良かったっていうことを言葉で表せるように書くっていう勉強をするには美術館はとても良い場所だといいます。確かに、ドキュメンタリー番組に出演した杏さんの話す言葉には曖昧な表現は少ないように思います。テレビを見ている人に伝わる表現を心がけているというか、、、普段からも相手に物事を伝えるのは普通の人に比べて得意なのではないでしょうか?それとも自身が下手だと評価する感情表現を補う意味でこの力を鍛えたのかもしれませんね。最後に杏さんの内に秘めた闘志を感じさせるコメントを載せて終わります。

「妥協したり、諦めたりするのが怖い。チャレンジするということは、自分が思っている以上のものができるのではないかという期待の現れです。結果的に「できない」という言葉を表に出さない人間になりました。」

TOEIC講師:石崎力也

PS:淡々と黙々と愚直に、正しい勉強を必要な時間だけできる人がTOEICでハイスコアを叩き出した人です。そんな人間に、あなたもなりませんか?


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